2014/03/06

灰の水曜日(2014年)

 今年の灰の水曜日は3月5日。夜19時からの神田教会でのミサと灰の儀式に親子で参列した。主任司祭の江部神父と違う司祭がミサと儀式を司式。この司祭の説教が示唆に富むものであった。

20140305 神田教会


 説教の大意はこうである。われわれは自分から生き方を複雑にし、塵だらけになって苦しんでいる。キリストの福音は神とのシンプルな関係を人間がもてるようになったということ。神とのシンプルな関係とは自分が生かされているということを神に感謝すること。だから、四旬節の始まりである今日は塵を受けることで、塵だらけの自分を思い起こし、生き方をシンプルにする方向へ歩んでいってほしい。

 息子を見ていると外の変化をそのまま受け入れ、楽しむ方法を見出すのが得意だ。ミサにデカる前から雨であったが、「雨だね」とこぼすのは親だけで、息子は水の跳ねる音が楽しく聞こえるようだ。ただ生きていることを楽しむ方法は幼児のほうが大人より優れていると思う。神とのシンプルな関係を取り戻す四旬節になりますように。
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2011/04/05

灰で信者にスタンプすることは問題ない?

 カトリック系のニュース通信社Zenit(ゼニット)英語版の名物コーナー、「典礼質問箱」からの翻訳をUP。今回は2011年3月15日の記事から(原文はコチラ

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質問

 私の教会では灰の水曜日に、司祭と平信徒の奉仕者がエルサレム十字の形をしたスタンプを使用しています。スタンプを灰の中にいれ、牛か何かに焼印を押すかのように、人々に一人ずつスタンプしていきます。灰の水曜日の意味は指で額に十字架の印をすることではなかったでしょうか?灰をこのような形で与えることは許されているのでしょうか?(米国ニューヨーク州、P.G..さん)

回答

 米国のある地域を除いて、このような特殊な慣習を見聞きしたことはありません。その機械的な性格は頭の上に被る灰の感覚を当然、逸脱しているというのが私の見解です。

 灰の与え方に関するルブリカによれば、司祭は最後に自らの手を洗うとあり、論理的にこのことは司祭が身体を使って灰を扱っていることを示しており、スタンプを使うことは示しておりません。

 歴史的にみると、罪の償いの印として灰を用いることは既に旧約聖書に見られています。そしてイエズス自信も荒布をまとい、灰を被って罪の償いを行う必要がある罪人がいることに触れられています(マタイ11章21)。テルトリアヌス、聖キプリアヌス、聖ヒエロニムス、聖アウグスチヌス、その他多くの教父たちはこの慣習について、特に大罪を公に償う時期を始めるにあたる慣習との関連で、しばしば言及しています。

 比較的に数の少ない公に悔悛する人々の他に、多くの熱心なキリスト教徒は四旬節に毎日聖体拝領できるようにするため、四旬節の始めに告解し、罪の赦しが与えられた後に謙遜の印として灰を被ることを求めました。1091年に教皇ウルバヌス2世は聖職者及び平信徒にこの慣習を薦めました。次第に灰を祝福し、押し付ける儀式は一般的になり、たちまち信者の典礼生活において非常に重要なものとなったのでした。最初はこの儀式はミサと別になっていましたが、12世紀頃にはミサ自信に組み込まれていきました。

 最初、男は頭頂部に灰をふりかけ、女は額に灰で十字架の印をして与えられていました。この違いはおそらく女は教会の中では頭を覆わなければならなかったという単純な事実に基づくのでしょう。

 今日、灰を与える方法は習慣に従って国々で異なります。大部分の英語圏の国では、水を灰に加え、粘土状にして、額の上に灰で十字架の印をして与えています。多くのカトリック信者は自らの信仰を外にしめすものとして、その日の間は灰の印を洗わないままにしています。

 イタリアの多くまたロマンス語圏の国々では、水を灰に加えません。むしろ、頭頂部に灰で十字架の印をして与え、灰が髪に落ちます。この方法は塵としての灰をより理解させてくれる長所があるのですが、禿の人を除くと、その日の間中長持ちする見える印を残してくれません。

 灰の与え方の実用的な方法という肯定的な側面があるにしても、これただ付随的なものにすぎないのですが、質問者がおっしゃていたスタンプは、一日の間、印が長続きするようにしたいという動機で使われたように見えます。この手段は儀式的動作として必要不可欠なもの、つまり個人の償いと回心の印として灰を与えられ受ける動作から逸れる可能性があるということにその危険性があります。

以上
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(感想)
 灰の塗り方にお国柄がでるのが面白い。灰の式では、灰を信者に塗る際に唱えられる祈りが2種類用意されているのだが、私は「あなたはちりであり、ちりに帰ってゆくのです」という祈りの方が人間の儚さと体の復活への憧れを思い起こしてくれるので好きだ。
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