2008/03/02

薔薇色のお召し物



(教皇ベネディクト16世 生誕80年記念 ガーナ 2007年)

 バラ色の祭服をお召しになったパパ様の切手を見つけました!
肩からかけたシンプルなストラとのバランスもよいです。もう気付かれた人もいるかもしれませんが、今日はキリスト教(カトリック)の典礼暦では、四旬節第4主日(レターレの主日)にあたり、年にたった2回だけバラ色の祭服をミサ聖祭で着ることが出来る日なのです。

 今日の日曜日がレターレ(Laetare ラテン語で「喜べ」の意味)の主日と呼ばれるのは、この日のミサ聖祭の入祭唱の冒頭の言葉に由来します。

 Laetare,Jerusalem; et conventum facite, omnes qui diligitis eam; gaudete eum laetitia, qui in tristitia fuistis: ut exsultetis, et satiemini ab uberibus consolationis vestrae.
( 喜べ、イスラエルよ。集いをつくれ、全てこれを愛するものよ。喜びをもって楽しめ、悲しみある人よ。汝らは喜びおどり、慰めの乳房より充たされるからである)

 このイザヤ書の章句(66章10~11)が示すとおり、今日のミサのもつ意味は、四旬節悔い改めの中でも天主からの慰めという希望の喜びを持ち続けることにあります。そういうわけでこの日のミサ聖祭は悔い改めの四旬節とは違う典礼様式が許されています。その一つが冒頭でご紹介した祭服の色で、四旬節のカラーである「紫」でなく、「バラ色」の祭服をまとうことができるわけなのです。

 ただ、このバラ色の祭服の着用は義務ではなく、かつ典礼様式の伝統を蔑ろにする傾向のある日本のカトリック教会では中々お目にかかれないのが現実です。また年に2回しか着用できないというわけで、バラ色の祭服が切手に描かれていることも非常に稀ということで、冒頭に紹介したバラ色の祭服を着た教皇様の切手を見た時は思わず飛びつきそうになりました。ガーナ郵政に感謝です!

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。