2014/02/14

手軽にカトリックの貴重書が読める時代

 国立国会図書館の「近代デジタルライブラリー」にはまっている。古本屋でもめったに見つけられない貴重なカトリックの書籍がデジタルデータで全ページ閲覧できるからである。もちろん無料で、一切登録不要。

最近見つけた貴重本の一つが、『公教典礼聖歌集』(中央出版社、1943年)

140211 典礼聖歌集
(国立国会図書館 近代デジタルライブラリーより許可をもらって転載)

 このページは日本26聖人の祝日の歌ミサ(もちろん、70年以上前であるから、特別形式の歌ミサである)で用いる聖歌と固有唱のページの一部である。私は26聖人の祝日のラテン語原文の固有唱を探していたが、どうも日本26聖人の祝日は日本固有のミサとされていたようで、私が知っているローマミサ典書(1962年版)はアメリカのものであるためそれらのラテン語の祈りが掲載されていない。

 ウナ・ヴォーチェ・ジャパンにはラテン語聖歌に詳しい方がいて、26聖人のラテン語固有唱が『公教典礼聖歌集』に掲載されているという情報をいただけたので、その情報をもとに国立国会図書館で現物を確認できたわけである。

 『公教典礼聖歌集』が昭和18年に発行されたことも大変興味深い。戦争中である。物資の統制が厳しい時代、キリスト教が疎んじられていた時代に、この本の作成にかかわった人々はどれほどの努力をして、この本を世に出したことだろうか!そういった苦労話はこの本のどこにも書かれてはいないが、こうした先人の労苦を今の私たちはもっと高く評価すべきだと思う。

 この近代デジタルライブラリーは単語検索でも書籍が見つけられる。「天主」や「公教」といったキーワードで本が百冊以上ヒットする。これからも貴重な本を見つけたら、それを紹介していきたい。
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