2011/05/19

指針『Universæ Ecclesiæ』の続き⑥(試訳)

今日は指針の最後の部分を公開する。

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堅信と叙階について
第29項 堅信式において古い形式を使用する許可は自発教令『スンモールム・ポンティフィクム』によって確認されている(9項2号参照)。それ故、特別形式において、堅信式次第にあるパウロ6世の新しい形式を使用する必要はない。

第30項 剃髪、下級聖職位及び副助祭に関して、自発教令『スンモールム・ポンティフィクム』は1983年版の教会法の規律にいかなる変更をもたらさない。従って、教皇庁エクレジアデイ委員会のもとにある奉献生活の会及び使徒的生活の会において、荘厳誓願を行った又は、使徒的生活の聖職者会に決定的に参与した人は、教会法266条2項に従い、助祭の叙階により、聖職者の一員となる。

第31項 教皇庁エクレジアデイ員会のもとにある奉献生活の会及び使徒的生活の会においてのみ、かつ特別形式の典礼書を使用する会の場合のみ、下級及び上級聖職位の授与に関する1962年版のローマ司教典礼書の使用が許される。

ローマ聖務日課について
第32項 自発教令『スンモールム・ポンティフィクム』9項3号により、聖職者は1962年に有効であったローマ聖務日課を使用する権能が与えらている。その聖務日課は完全にラテン語で唱えられなければならない。

聖なる三日間について
第33項 ふさわしい司祭がいる場合、古い典礼の伝統に従う信者のグループは特別形式で聖なる三日間を祝うことができる。そのようなミサを専ら行うための教会又は礼拝堂がない場合、小教区司祭又は裁治権者は、ふさわしい司祭と協調して、同じ教会で聖なる三日間の典礼を繰り返して行う可能性を除外せず、霊魂の善益にとって最大限好ましい措置を取るべきである。

修道会の典礼について
第34項 1962年に有効であった修道会固有の典礼書の使用は許される。

ローマ司教典礼書及びローマ儀式書について
第35項 1962年に有効であった、ローマ司教典礼書、ローマ儀式書及び司教儀式書はこの指針の28項と調和し、同指針の31項を常に尊重する限り、使用することができる。


教皇ベネディクト16世聖下は、2011年4月8日に下記の教皇庁エクレジアデイ委員会の枢機卿委員長と接見し、この指針を裁可し、公布を命じられた。

ローマ、教皇庁エクレジアデイ委員会にて、
2011年4月30日、教皇聖ピオ5世の記念日に

ウィリアム・レヴィエダ枢機卿
委員長

モンシニョール・グイド・ポッゾ
局長

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(感想)
特別形式はミサに限らず、典礼全体に及ぶが、それを寛大に許すというのが、今回翻訳した箇所の大意である。また自発教令『スンモールム・ポンティフィクム』第2項では、特別形式による聖なる三日間の典礼が行えるのか不明であったが、今回の指針33項により、それが行えることが明確になったのも嬉しいことだ。
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コメント

非公開コメント

ありがとうございました

全文の翻訳、ありがとうございました!

また引き続き、『解説』の翻訳の方も・・・(^▽^;)

感謝です!

全翻訳、有難うございました。
世界中で歓喜の声がこだましているのではないでしょうか!

コメントありがとうございます

>Rick さん

指針の発表は日本にいる多くの信者を勇気づけていると思います。
聖座は私の眼には十分すぎるくらい道を作ってくれました。
あとは信徒によるアクション(祈りと行動)だけだと思います。

ただ50年近く行われてこなかった特別形式のミサを日本で復活させることは、時間のかかることだとうことを忘れてはならないと思います。
急がず、休まず、私は東京で、Rickさんは大阪で頑張りましょう。

>りゅうさん

解説というのは、指針の同じ日にバチカン広報局長のロンバルディ神父が発表したものでしょうか?それなら、近日中に公開しますよ。