2011/06/02

バチカン広報局長による解説 2

訓令『ウニベルセ・エクレジエ』の発表と同じ日に、バチカン広報局長のロンバルディ神父が行った解説の残りをUPする。

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訓令の規律に関する箇所(12項~35項)では様々な事柄に関して23の小項目が振られている。

そこでは自発教令を施行するにあたっての司教区司教の権能が再確認されており、特別形式によるミサの紛争については、裁決はエクレジアデイ委員会が行うことが述べられている。

また特別形式のミサに参加を希望する「常態的に存在する信者のグループ」の概念が明確化されている。組織として必要な人数の評価を司牧者の賢明な判断に委ねる一方で、グループは必ずしも一小教区に所属する人々だけで構成する必要はなく、別の小教区出身又は別の司教区出身の人々から構成されても構わないと述べられている。常に幅広い司牧的必要性に応じることを考慮しながらも、訓令は特別形式のミサを求める信者のグループ又は何人かの信者を伴って特別形式のミサを一時的に行うことを求める司祭に対して、「寛大に迎え入れる」精神を呼び掛けている。

第19項で特別形式のミサを求める信者が「通常形式によるミサ聖祭または秘蹟の有効性や合法性に反対する立場をとるグループまたは普遍教会の至高の牧者としてのローマ教皇に反対する立場をとるグループを、いかなる方法であれ、支援または所属することを強く禁ずる」と明確にしていることは、最も重要である。これは自発教令の「和解」という目的に対する許されざる否認となるからである。

重要な指示は特別形式のミサを行うのに「ふさわしい司祭」に関してもあてられている。司祭はもちろん教会法的に何ら障害があってはならず、ラテン語の十分な知識をもち、ミサのたてかたを知っていなけらばならない。だから、この目的のために神学校において適切な教育がおこなわれるよう司教は勧められており、もしふさわしい司祭が他にいないならば、エクレジアデイ員会の傘下にある修道会(一般的には特別形式を使用している)の司祭との協力まで求める可能性についても言及している。

訓令は在俗であれ修道会所属であれ、各司祭は望めば、「会衆を伴わない」特別形式のミサを行う資格があることを強調している。だからもしミサが会衆を伴わないものなら、各修道司祭は上長の許可は必要がないことになる。

後は特別形式に関して、典礼書(例えばローマ司教典礼書、ローマ儀式書及び司教儀式書)の使用に関する典礼上の決まりや制限、聖書朗読における自国語の使用の可能性(ラテン語に加える、または「読誦ミサ」において自国語だけで行う)、典礼改革前の聖務日課を使用する司祭の可能性、古い典礼を望む信者のグループのために聖週間の聖なる三日間の祝い方の可能性、古い典礼書の使用はエクレジアデイ委員会に属する修道会についてのみ認められていること、が続いている。

一度読めば非常にバランスのとれた文書であるという印象が残る。それは教皇様が意図したとおり、自身の霊的善のために真摯に求める司祭や信者が改革前の典礼を平和的に使用することを促進しようとし、できるだけ理性的に典礼を使用することの合法性と有効性を確かにする目的をもっている。同時にこの文書は信仰によって司教の司牧的な知恵を働かさせ、あらゆる人、信徒、司祭、司教に存在しなければならない教会共同体の一致の精神を非常に強く訴えることで、和解という目的、それは教皇様の決定の中に現れているが、それが邪魔されることなく、励まされ、達成されるのである。

以上

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