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2011/03/13

祭壇の準備方法について

 カトリック系のニュース通信社Zenit(ゼニット)英語版の名物コーナー、「典礼質問箱」からの翻訳をUP。今回は2011年3月1日の記事から(原文はここをクリック)。なお、途中で引用されているローマミサ典礼書総則の日本語訳は私訳である。

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質問

 私のいる大司教区では、典礼のための祭壇準備の方法に全く統一性がありません。会議卓のように祭壇が準備されるところもあれば、祭壇布が聖木曜日を除いて、取り払われることがないところもあります。典礼のために祭壇はいかに用意されるべきか教えてください。(カメルーン、バメンダ、V.A.Fさん)

回答

 完全に統一することはおそらく可能ではないし、望ましくないかもしれません。第一にいえることはミサ典礼書自信が合法的な選択肢を複数用意しており、第二に最も適切なレイアウトというものは祭壇や聖域(サンクチュアリ)の形状、各小教区の実情によるものです。いくつかの可能性を示すことで、少なくとも共通点が分かるようにしたいと思います。

 祭壇は最低一枚の白い祭壇布で覆われなければなりません(ローマミサ典礼書総則304項参照)。サイズは最低、祭壇の上部全体を覆うものでなければならず、祭壇両側に垂らせることが好ましいです。祭壇の前面又は背面に垂らす房飾りつきのものでもよいですが、これは必須ではありません。地方の伝統により、無地又は装飾の入ったものでもよいです。もし他の布が用いられる場合でも、白色の祭壇布が常に最重要な布です。

 この布はミサのために必須なのであって、ミサの終わった後に取り除いても構いません。けれども、裸の祭壇というシンボルは聖木曜日と聖金曜日のために取っておくほうが最善だと思います。またこの理由のために、普通は祭壇の上に祭壇布を置いたままにすることが最善だと思います。ミサ以外のとき、祭壇布を他の無地の布で覆ったり、いつでも祭壇布を清潔に保つために覆ったりすることは良いことです。望みがあり、役に立つなら、他の布を祭壇布の下に敷いても構いません。この下布は異なる色で、祭壇布より厚い織地であっても構いません。この下布は祭壇布にしわができるのを防ぎ、安定感を与えてくれるのに役立ちます。

 アンテペンディウム又はフロンタルを使用することもできます。この布は普通、祭壇の前側に地面まであるもので、上質の織物で、しばしば典礼のシンボルが刺繍されています。色は白色又は典礼暦に合った色で構いません。祭壇自体が優れた芸術品であり、覆わないことが最善である場合は、これらを使用することは一般には勧められません。

 十字架像は祭壇の上又はその近くに置きます(前掲書総則308項)。十字架のサイズは信者が十分見ることができる大きさとします。一般的には祭壇のある場所は一つだけ十字架像を設置します。ベネディクト16世は司祭と会衆の間を挟む形で、祭壇の中央に十字架像を設置する習慣を広めておられますが、現在の規定はこの置き方を必須としていません。もし行列用の十字架が大きいと、祭壇の十字架が二つあるようになってしまうので、聖域に固定の十字架像があるなら、行列用の十字架は入堂行列の後で、視界に入らない所に設置します。

 2本、4本又は6本のローソクが祭壇近くまたは祭壇上に置いても構いません(前掲書総則307項)。7本のローソクは司教区の司教がミサを奉げる時に使っても構いません。ローソクの並べ方は色々ありますが、祭壇上での儀式の動作が見えることを妨げないようにした方がいいです。平日のミサではローソクを2本、祝日は4本、主日や祭日、聖体降福式では6本を用いる習慣が確立している地域もあります。

 花に関しては、ローマミサ典礼書総則305項にあります。

 305項 祭壇の装飾は節度を守らねばならない。待降節の間、この季節の特質にふさわしい節度をもって、祭壇を花で飾るべきである。ただし、御降誕の溢れる喜びを先どりすることがないようにする。四旬節の間、祭壇を花で飾ることは禁止されている。ただし、レターレの日曜日(四旬節第4日曜日)、祭日及び祝日は別である。花で飾ることは常に節度をもって行われ、祭壇の上ではなく、祭壇の周りに置くようにする。

 ミサの準備で必要な他の要素については、典礼書総則306項が原則を示してくれています。

 306項 ミサの挙行に必要なものだけを祭壇の上面に置いてもよい。すなわち、ミサの始まりから福音朗読までは福音書を、奉納から祭器の洗浄までは、パテナ、カリス、必要ならチボリウム、コルポラーレ、ブリフィカトリウム、パラ、ミサ典礼書である。加えて、司祭の声を拡声するために必要なマイクは特別に準備してもよい。

 ですから、コルポラーレやミサ典礼書やマイク等々を常態的に祭壇の上に置きっぱなしにすることは典礼上よくない習慣です。

 祭壇の準備のための統一した基準を示すことができませんが、完全な統一性の欠如は教会自身が十分に考えるべきものなのです。お示ししたものが明らかに間違った慣習を取り払うための、指針ぐらいになればと思います。

以上

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(感想)

祭壇を節度を持って飾ることをマクナマラ師が勧めているわけだが、日本の教会の現状を見ると、祭壇はもっと美しく飾られてもいいと思う。ベネディクト16世が最近勧められている祭壇の様式を導入した教会の写真があるので是非見てもらいたい。日本にもこの習慣が広まることを望む。
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